LLMO・AIO・AEO・GEO は、どれも、ChatGPT や Google の「AI による概要」のようにAIが答えを作る検索への対策を指して使われている言葉です。当メディアが確認した Google のガイド(生成 AI 機能向けの最適化のガイド)では、出てくるのは AEO と GEO の2つだけで、LLMO と AIO は出てきません。4つの使い分けも、このガイドには書かれていません。この記事では、実際に対策サービスを出している10社が、どの呼び方をどう使っているかを数えた結果を説明します。

Google の生成AI向けガイドに出てくるのは、4つのうち2つです
Google は「Google 検索の生成 AI 機能向けにウェブサイトを最適化する」というガイドを公開しています。このガイドには AEO と GEO が出てきます。
「AEO」は「回答エンジン最適化」、「GEO」は「生成エンジン最適化」の略です。どちらも、AI 検索エクスペリエンスでの視認性の向上に特化した作業を説明するために使用されることがある用語です。
LLMO と AIO は、このガイドに1度も出てきません。
Google はこれに続けて、「Google 検索の観点から見ると、生成 AI 検索向けに最適化することは、検索エクスペリエンス向けに最適化することであるため、SEO であることに変わりはありません」と書いています。Google は AEO・GEO の意味を説明したうえで、SEO(検索結果に出やすいようにホームページを整えること)と別のものとしては扱っていません。
出典:「Google 検索における生成 AI 機能に向けた最適化のための Google ガイド」(2026年9月30日に確認。2026年10月16日にも確認)
| 呼び方 | Google のガイドでの扱い |
|---|---|
| AEO | 「回答エンジン最適化」の略 |
| GEO | 「生成エンジン最適化」の略 |
| LLMO | 出てこない |
| AIO | 出てこない |
当メディアが確認したこのガイドには、4つの使い分けは書かれていません。LLMO と AIO の意味は、対策サービスを出している各社が、自社のページで説明しています。AIO には「AI最適化」と「Google の AI による概要(AI Overviews)」の2つの意味で使われている例があり、「AIO対策とは」でくわしく説明しています。
10社のサービス名を数えました
当メディアは、AIO/LLMO対策のサービスを出している10社の公式サイトを調べ、各社のサービス名に4つのどの語が入っているかを数えました。
数えたのは、各社のサービスのページの上に出ている見出し(大きな題)です。同じ会社でも、ページのタイトルや料金欄、メニューでは別の書き方をしていることがあり、どれを採るかで先頭の語が変わります。2026年10月6日に確認したときは、10社のうち8社が、公式サイトの中で名前を2通り以上の書き方で出していました。
| 呼び方 | 名前の先頭 | 名前のどこか |
|---|---|---|
| LLMO | 4社 | 8社 |
| AIO | 3社 | 7社 |
| AEO | 1社 | 3社 |
| GEO | 0社 | 4社 |
| 4つのどれでもない | 2社 | ― |
先頭が4つのどれでもない2社は、S&Eパートナーズ(先頭は「AI検索対策」)と株式会社CINC(先頭は「CINCのAI検索最適化」)です。
10社のうち5社が、2つ以上の呼び方を並べていました。たとえば「AEOコンサルティング (LLMO・AIO・GEO対策)」(株式会社Speee)、「CINCのAI検索最適化(GEO/LLMO/AIO/AEO) コンサルティングサービス」(株式会社CINC)のような書き方です。4つ全部を並べている会社は3社でした。
数えたのは、次の名称です。括弧の中に並べている語も数えています。
| 会社 | 数えた名称(ページの上の見出し) |
|---|---|
| 合同会社ウノマス | LLMO対策代行サービス |
| 株式会社ジオコード | AIO・LLMO、AI最適化 |
| S&Eパートナーズ株式会社 | AI検索対策(LLMO・AIO・GEO) |
| 株式会社STSデジタル | AIO対策代行(AI検索最適化) |
| 株式会社マイクロウェーブクリエイティブ | LLMO対策/診断サービス |
| 株式会社メディアグロース | LLMOコンサルティング【生成AI・AI検索に選ばれるための対策】 |
| 株式会社CINC | CINCのAI検索最適化(GEO/LLMO/AIO/AEO) コンサルティングサービス |
| 株式会社Speee | AEOコンサルティング (LLMO・AIO・GEO対策) |
| 株式会社LANY | LLMOコンサルティング(GEO/AIO/AEO/AI検索対策) |
| 株式会社Hakuhodo DY ONE | AIO(AI最適化)コンサルティング |
ジオコードは、SEOのサービスのページの中の1つのメニューとして載せているので、料金欄とサービス内容欄の項目名を数えています。
Sakifull AIO でできることを見る →※当メディア運営者(株式会社OX)の製品です
4つが同じものかどうかは、会社によって説明が違います
4つの関係について、公式サイトに書いている会社があります。書き方は会社によって分かれていました。
- 同じ:S&Eパートナーズ株式会社は、LLMO・GEO・AIO の略を説明したうえで、「どれも意味は同じです」と書いています
- 厳密には違う:株式会社CINC は、4つについて「ほぼ同様の意味で用いられますが、厳密には異なる意味を持っています」と書いています
- 似たもの:株式会社Hakuhodo DY ONE は「※ 当社ではGEO・LLMO・AEO等、類似サービスを「AIO(AI 最適化)」と呼称しています。」と書いています
- 1つを選んだ:株式会社Speee は、語の意味や海外での使われ方をふまえて AEO を選んだという説明を載せています
ほかに、合同会社ウノマスはよくある質問で LLMO の英語の元の言葉を説明しています。株式会社LANY のサービスのページには、4つの違いについての説明は見当たりませんでした。
出典:各社の公式サイト(2026年10月5日・10月6日に確認)

サービス名に、略語の意味を添えている会社もあります
ページの上の見出しで、名前の中に略語の意味を添えていたのは1社でした。
- AIO(AI最適化)コンサルティング(株式会社Hakuhodo DY ONE)
株式会社Speee は、見出しには意味を入れていませんが、ページのいちばん上の表示に「回答エンジン最適化 / AI検索最適化」と添えています。ページのタイトルは「AEO (回答エンジン最適化) コンサルティング(LLMO/AIO/GEO対策)」です。
- AEOコンサルティング (LLMO・AIO・GEO対策)(株式会社Speee)
「AI検索最適化」という日本語を名前に入れている会社も2社ありました。
- CINCのAI検索最適化(GEO/LLMO/AIO/AEO) コンサルティングサービス(株式会社CINC)
- AIO対策代行(AI検索最適化)(株式会社STSデジタル)
出典:各社の公式サイト(2026年10月6日に確認)
ChatGPT に聞いても、答えは定まりませんでした
当メディアは2026年9月18日に、ChatGPT へ「LLMO対策とAIO対策とAEO対策の違いは何ですか?」と2回(別々の新しいチャットで)聞きました。
2回とも、回答の中で「業界で統一された定義はない」という趣旨の説明がありました。引用元には、Google のページのほかに、対策サービスを出している会社のページや用語集が入り、2回で顔ぶれが入れ替わっていました。
出典:当メディアが2026年9月18日に実施した記録です(同じ質問を2回、それぞれ新しいチャットで実施)。
歯科医院が確かめること
会社を選ぶときは、呼び方ではなく、何をしてくれるのか(対応範囲)を確かめてください。
| 確かめる項目 | 聞き方の例 |
|---|---|
| Googleビジネスプロフィールの整備 | 診療時間や写真の登録作業までしてもらえますか |
| 記事・コンテンツの制作 | 記事は何本、誰が書きますか |
| よくある質問(FAQ)の作成 | 患者からの質問を集めて作ってもらえますか |
| 構造化データの実装 | ホームページの仕組みに手を入れますか |
| AIの引用状況の計測 | どのAIで、何を毎月見せてもらえますか |
| サイトの改修 | 改修が必要な場合、費用は別ですか |
この6項目は、「AIO対策の会社10社の比較」で10社を比べたときと同じ項目です。同じ「LLMO対策」という名前でも、この6つのどこまでを含むかは会社ごとに違いました。
まとめ
- 4つとも、AIが答えを作る検索への対策を指す言葉です。当メディアが確認した Google のガイドには、使い分けは書かれていません
- Google の生成AI向けのガイドに出てくるのは、AEO(回答エンジン最適化)と GEO(生成エンジン最適化)の2つです
- 10社のサービス名(ページの上の見出し)では、先頭に来る語はLLMOが4社、AIOが3社、AEOが1社、GEOは0社で、4つのどれでもない会社が2社でした
- 4つが同じものかどうかは、会社によって説明が違います
- 選ぶときは呼び方ではなく、対応範囲で比べてください
言葉そのものの説明は「AIO対策とは」、Google 側の表示の仕組みは「Google AI Overviews とは」をご覧ください。